更新再開、東北地方太平洋沖地震を受けて

発生から丁度一週間。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災地で復興に向けて尽力している全ての方々を心から応援したいと思います。国が一丸となって長期的な支援をすることが必要でしょうから、沢山募金したい、行けるなら現地に行きたい、このような気持ちを一過性のものとせず、末永く持ち続けること、それが今の自分がするべきことなのかな、と考えております。

そして、学生、とりわけ大学院まで進学させてもらった身の自分としては、とにかく勉強が大事です。地震のニュースが気がかりで勉強不足なんです、というのは理由になりません。被災地の方は自分じゃ想像できないくらいの強い気持ちで復興に向けて取り組んでいると思います。沈んで暗くなっているより、むしろ被災地の方に元気をもらって自分のやるべきことに取り組まなくてはいけない。

今回の地震では、ツイッターを始めとするSNS、またGoogleの提供したperson finderや通行可能な道路の表示と言ったwebアプリケーション、ustreamによるTV放送など、web上のメディアが果たした役目は非常に大きかったと思います。自然言語処理の分野の研究者の方々でツイッターのつぶやきにタグ付けをして安否情報を整理する(学習して後々の震災時に自動でつぶやきを分類するようなものが作れる?)という活動が行われたりもしていました。この辺、ゆくゆくはじっくり自分なりに検証したいです。

今回、コンピューターの中の技術が、実際に人の役に立ち、回りまわってきっと多くの人の命を救うことにも繋がったに違いない、と考え、これから自分が取り組む研究や勉強も、決してこういうことと無関係ではないのかな、という思い込みにより、モチベーションを高く保っていこうと決意しました。

さて、最大事後確率推定(MAP推定)の勉強の続きを行いたいと思います。教科書を一回読んで「は?何言ってんの?」ってなっても、何度が粘って読み直していれば、「あっ!」っていう瞬間が来ますね。今ようやくその瞬間をつかみかけたところです。